事業内容

(1) 教育基盤システムおよび基盤コンテンツに関する研究・開発・提供

 主に専門学校や大学などの高等教育機関における教育で必要とされるeラーニング、ポートフォリオなどを実現するための柔軟性の高い多様なシステム基盤を継続的に研究し、利用機関のニーズに応じた機能を開発し、クラウド環境を前提に提供いたします。
 さらには、このようなシステム基盤の上で利用できる多様な分野の学習コンテンツを研究開発し、提供を行っています。IT /AI、デジタルコンテンツ、ビジネス/マネジメント、医療/福祉などの分野で、専門学校や大学との共同開発実績を多く有します。

 

■(2) 教職員等向けの基盤研修の開発・運用

 新たな教育基盤を活用した授業改革をより効果的に導入するためには、その担い手である教職員の主体的な取組みが必要です。そのために教職員には、システム基盤に対する理解と、その活用方法における創意工夫が求められます。このプロセスを継続的に支援する研修を開発提供し、FD(Faculty Development)の観点からサポートを行います。

 

■(3) 学校間連携や産官学連携を促進するための基盤の構築

 新たな時代変革を迎えようとしている社会や産業には、新たな資質を持った人材が必要です。教育機関、とりわけ専門学校や大学は、直接そのような人材を輩出することから、特にその役割は重要です。
 しかしながら、このような大きな変革から生じる様々な課題は、単独の教育機関では対応が困難な場合も少なくありません。そこで、同じ課題に取り組む教育機関同士の連携を進めるための支援を行います。これには、同じ分野の教育機関の競合を避けるため、広域に連携する形態と、同じ地域の異分野の教育機関が共通の課題で連携する形態があります。ここに、行政機関や産業界からの協力企業を合流させて、産官学体制による課題の解決を目指します。

 

■(4) 教育機関が必要とするその他の基盤整備

 第4次産業革命により創出される新しい社会Society5.0では、そこで必要される職業を担う人材の在り方も大きく変化することになります。その変化に教育も対応しなければなりません。これまでは、教育を支える基盤的要素であった教員、教育プログラム、施設設備なども大きな変革を受ける事になり、このような変革に合わせて各種教育機関では様々な課題が生じることが予想されます。当財団は、教育機関がこのような課題を解決して新しい社会Society5.0に対応していくための幅広い支援を実施します。